不登校の子供の出席扱いを取得したい ~ICT活用による出席認定のステップ~
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お子様が不登校の場合、学校に通えなくても出席扱いとなる制度があるのをご存知でしょうか?この制度は、ICTを活用した在宅学習によって、学習を続ける子どもたちが出席扱いとして認められるというものです。しかし、この制度を利用するためにはいくつかのステップが必要です。本記事では、具体的な流れについて、わかりやすくご説明します。
出席扱いの対象は小中学生
まず、この制度が適用されるのは小学校・中学校に通う児童生徒のみです。高校生にはこの制度は適用されないので、もしお子様が対象の場合はまずこの前提を押さえておきましょう。
制度利用までの流れ
1. 担任の先生への相談
最初のステップは、担任の先生に相談することです。制度に詳しくない先生もいるかもしれませんので、文部科学省が発表している資料などを見せながら説明するとスムーズです。先生を通じて、制度をどのように活用できるかを相談し、具体的な流れを確認します。
2. 学校内での協議
学校内でお子様が制度の対象となるかどうかが協議されます。この段階では、保護者に質問があったり、具体的な学習状況の確認が行われたりします。ここで必要となるのは、学校との密なコミュニケーションです。学校側が制度の要件を満たすと判断すれば、次のステップに進むことができます。
3. 出席扱いの条件を確認
制度の利用が決まると、出席扱いとなるための詳細な条件を話し合います。具体的には、以下のような項目を確認します:
- 使用する教材は何か?
- どのような学習活動を行うのか?
- 学習の進捗や履歴をどう報告するのか?
これらを明確にすることで、学校との連携を深め、お子様がしっかりと学習を続けられるようサポートする準備が整います。
4. 制度の適用がスタート
ここで大切なのは「対象として認められた」だけで満足しないことです。お子様が学習を続け、履歴をきちんと提出するなど、学校とのやり取りを継続する必要があります。お子様の学習環境を整え、学校と協力しながら進めることが大切です。
出席扱いに必要な条件例
いくつかの自治体では、既に具体的な確認項目が示されています。たとえば、ある自治体では以下の3つのポイントが重要視されています。(※施行前の素案であり、変更の可能性があります。)
- 学校(校長)と保護者、児童生徒の間で、ICTを活用した学習を出席扱いにするかどうかを決定します。学校外の公的機関や施設で指導が受けられない場合が対象です。
- 1日にどの程度の学習を行えば出席扱いになるのか、学習状況をどう評価するのかを決定します。
- 学習状況の報告方法についても取り決め、定期的な対面指導や報告を行い、連絡会で進捗を把握します。
出席扱いになる学習内容
学習内容としては、各教科の学習活動に加え、ソーシャルスキルトレーニングや社会的自立を促す活動も含まれます。例えば、対人関係を学ぶロールプレイや、社会体験活動、カウンセリングなども対象になります。このように、幅広い活動が学習として認められる点も大きな特徴です。
学習評価について
ICTを活用した在宅学習の評価は、学習内容や進捗の記録が基準となり、学校のカリキュラムに沿っているかが確認されます。評価の際には、学習時間やテスト結果、レポートの提出などが重要な資料となり、これに加えてお子様の学習態度や努力も評価に含まれます。評価基準は学校ごとに異なり、事前に学校と評価方法について話し合い、計画を立てることが推奨されます。例えば、授業内容だけでなく、お子様の意欲的な姿勢や学習の継続力も重要視され、日々の進捗を学校に報告することで評価が適切に行われるようになります。
学校と連携しながら進めることが大切
この制度を活用するには、学校との連携が欠かせません。学校によっては、この制度をまだ積極的に活用していない場合もあります。最終的には学校長の判断によるところが大きいため、保護者がしっかりと学校と話し合い、お子様に最適な学習環境を整えることが大切です。制度の詳細や進め方は自治体によって異なるため、学校と十分に協議を進めることをお勧めします。
最後に
お子様が不登校であっても、学びのチャンスを止めることなく、将来の自立に向けたサポートができるのが、この出席扱い制度の魅力です。学校や自治体と協力して、しっかりとした学習計画を立て、お子様の学びを支えていきましょう。


